=いわゆるコラムです=    
シャック対会員のクチからフワ〜ッっと出たエクトプラズムを掲載します。割と真面目にやっていこうかと思ってます。基本的には委員長のHACKのエクトプラズムを中心に載せていきます。シャク対は常に脱線しまくっているのでここではしっかりとバスケを語っていこうと思います。投稿も受け付けています。
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■目次■
  Vol.7 「審判は演出家じゃない」 HACK(委員長)
Vol.6 短編小説「2003 1/18 シャック対ヤオさん初対決!!」 HACK(委員長)
Vol.5 ビビーの野望 〜 2001-2002シーズンを終えて」 ほつま(No11)
Vol.4 ダンカンMVPに思う 5/13 HACK(委員長)
Vol.3 過小評価の凄いやつ  5/1 ドトキン(副委員長)
Vol.2 はぁーー、蛇足。 4/25 HACK(委員長)
Vol.1 なぜ『アンチシャック』なのか HACK(委員長)
 
 
Vol.7 「審判は演出家ではない」 by HACK 

 審判は演出家ではありません。試合が佳境になるにしたがい審判の笛は舵の効かなくなった船のようにフラフラとなるとはなにごとですか!!しかもホームのレイカーズ贔屓(ひいき)と思えるような偏った判断(まぁ私見ですが)。いくらバスケットボールが最後まで勝負の分からないスポーツだといっても、野球とちがって絶対時間で縛られているわけですから限度があります。残り22秒の時点で5点リードしているウルブスが勝てないなんて一体誰が想像できますか?3Q終了までコービ−を16点、シャックを14点(まぁフィッシャーには20点取られてましたが)というナイスチームディフェンスが台なしにされる4Qでの審判。お前らもう止めちまえ。

 まず残り17秒。スコア101-96。コービ−の4点プレー。おい!!それファールか?ザ−ビアックが嫌いなのか?審判殿!!試合を左右する試合終盤のプレーに対してはファールは取られにくくなるのがこれまでのNBAの流れだったと思うんですけど・・・(微妙なファールは吹かない。というか吹きにくい??)。コービーは4点目のFTもしっかり決めて残り17秒のスコアは101-100でウルブス僅かにリード。続くウルブスオフェンスはザ−ビアックがTO(本当に散々だ・・・)レイカーズオフェンスへ。残りは12秒。コービ−のドライブに対して立っているだけのラーショはファールを吹かれます。悪夢再びです。多少の接触はありましたけど、ちょっと厳しくないかい??そんなら99-00プレーオフ・カンファレンスファイナルでのサボニスのラストプレーにも笛吹いてくれよ!!試合を決するFTに向かうコービー。2本きめれば大逆転勝利です。ムカムカムカムカ。兄ドトキンと共にいらだちが募ります。しかしオールスターあたりから空気が読めるようになっているコービ−。1投目を外します。ナイス!しかし2本目は決めます。まぁこれはしょうながないな。そして本来あるはずのなかったオーバータイムに突入ししたのであります。スコア101-101

  ウルブスの悲劇は続きます。オーバータイム開始僅か12秒で大黒柱中の大黒柱KGがチャージングを取られてファールアウト。痛い。痛すぎる。今日のKGは審判のファールでかなり不幸な目にあっているな。6ファール中3つ4つはオフェンスファールだったよな?確か。確かにレイカーズディフェンスは優秀だったがそれにしたってちょっとからい笛が目立った。なんだ、プレーで勝てないと審判使うのか?王者は。流れは完全にレイカーズに行くかと思われた。しかし・・・。

  ピーラーの奮闘。このベテラン、もう運動能力は落ち込んでいるのに絶妙なポジショニングと「読み」で要所要所にスティールをしてくれた。こういうベテランがいると本当に心強よい。しかしそれに反したザービアックの苛立ち、凡ミス。ザービックはこのシリーズ全般をとうして自分の形でオフェンスが出来ていませんが、この試合ではそれが特に顕著でした。放ったシュートのほとんどが苦しい体勢からのシュート。フォックスって老獪なディフェンスするなぁ〜。これにはまいった。

  OT残り22秒。スコアは107-108でレイカーズリードの場面。ここでトレントのFT。ほんと、見てらんない。不自然なマッチョにより埋められた短い首は彼のシュートの危うさを強調する。「・・・・(うっ!!)・・・」。緊張が走る。走りまくる。槙原が9回裏2死満塁の場面で登場した時の感覚に似ている。しかし、彼は2本のFTをしっかり決めた!!ガオーーー!!108-109でウルブスリード。その後のレイカーズオフェンスはこれまた審判の気紛れかファールを取られてもおかしく無いコービ−のドライブインジャンパーがノーファール。ルーズボールをマークジャクソンが保持。レイカーズのファール。これまた重要なFT。先ほど男を見せてくれたトレントに続けよ!!You are the MAN!!また2本決めたよ!!これで111-108、残り11,6秒。レイカーズタイムアウトからのインバウンド。しかしボールを入れれず再びタイムアウト。ウルブスがレイカーズを追い込んでいく。再びインバウンド。今度はボールがシャックに入った。ウルブスすかさずファール。ナイス作戦。3点差あるためシャックにFTを打たせた方が得策だ。シャックはFT1本目だけを成功。2投目、不自然に低空飛行したシャックのシュートは当然のようにリムに弾かれる。ジョージがリバウンドに絡みアウトオブバウンズなるがウルブスボール。ジャクソンがファールを受け1本成功。これで112-108。2本目を落とし残り7,2秒。3点差を追うコービ−のスリー。一瞬ゾッとする。コービーってこういうシチュエーションに滅法強いからね。がボールはリムに嫌われる。「ほっ・・・・」。全身全霊ホッとした。リバウンドをシャックが奪う。ここでファール。FTだ。シャックは1本目を決めた。112-109。2本目わざと落とそうとするが悲しいかな、バンクショットでナイッシュ−だ。ださっ!結局このあとハドソンもFTを決め最終スコアは114-110ウルブス勝利!!

  今日のKG、34点14R4A4Bの大活躍。こりゃ二皮くらい剥けた感じだな。そしてハドソンは27点。もう買わなきゃ!!今後もこのシリーズはおもしろくなっていきそうです。レイカーズファン、アンチシャックファン共々おおいに盛り上がって行こうではありませんか。

  審判のせいにするのはお門違いかもしれませんが、事実、昨今のNBAでは審判の質の低下が危惧されているわけで、プレーオフという最重要の場面においてもちゃらんぽらんな笛を吹かれては選手はたまらないわけです。まぁ審判とレイカーズをさも結託しているように書いたのは「シャック対的」な言葉のあや(便利な言葉だな・・・)ですが、人間が出来ていない私は正直そう思いましたよ。その辺の解釈は柔軟にね。レイカーズに対しても理解できない笛はありましたが、試合全体通してやっぱりレイカーズ寄りの笛だったって印象は拭えません。なんか、スっきりしない試合でしたが、これでウルブスが負けちゃったらもっと納得いかない自事態になっていたことでしょう。わたくし表に出て通行人を数人ぶん殴ってるところでしたから。

  そういえばバックスVSネッツの3回戦でも終盤で実に微妙なプレー&判定がありました。残り時間22秒にバックスはクーコッチのジャンパーで101-101とし試合を降り出しに戻します。そしてネッツの攻撃。ロジャースに抜かれてしまったトーマスはあからさまなファール。このディフェンス&ファール自体トーマスの痛すぎるボーンヘッドなんですけど、そのことは一旦置いといて。同点でロジャースはFTを2本とも外します。残り5秒。しかしリバウンドをマーティンが弾きボールはフリーのロジャースに渡ります。ロジャースはジャンパーを決める!!残り2秒での逆転!!しかしこのマーティンのプレー。リプレイが何度も出ましたがどうみたってファール。前記に「終盤のファールは取られにくい」と書きましたがそんな範疇に治まりきれない程マーティンはメイソンを押してます。押しまくってます。結局ネッツが103-101で勝利。ジョージ・カールコーチの涙ながらの抗議も実らずジ・エンド。試合後カセールも放心した感じでうなだれてインタビューに答えてました。

  世界最高峰のバスケットボールリーグNBA。接戦は多く奇跡的な逆転勝ちも多々ありますが、プレーオフに突入するとさらに接戦は増え、終盤のワンプレーの重みが違って来ます。そんな中で審判の裁量ひとつで勝敗が決まってしまうようではあまりにもつまらないではないでしょうか。確かに人間が審判するわけですから常に同じ尺度でのジャッジは難しいでしょうし現実的に不可能です。だから今シーズンからQ最後のブザービーターにはビデオ判定が用いられるようになったわけだし数年前には審判も増えました。しかし、しかし審判も選び抜かれた精鋭なわけですし(なければならなしい)、最高のプレー(判断)をする義務を追っています。遺恨の残らないジャッジをしてもらいたいものです。ただ、本当に白熱した試合で、両チーム、全選手すべてが集中に集中している終盤になると、そのプレーは人知を超えてしまいもはや同じ人間が裁けるようなレベルに無くなってしまうのも事実なんですけど・・・。ブザービーター以外のこういう決定的なプレーにもビデオ判定を用いるなどの対策も考えられますが、それではゲームが無味乾燥に陥る怖れがありますしなかなか難しい問題です。審判の不条理な判定にあーだこーだ言うのも楽しみ方のひとつかもしれませんが、純粋に「バスケ」だけで楽しめたらそれは本当に最高のことだと思うんですけど。

委員長・HACK

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Vol.6 短編小説「2003 1/18 シャック対ヤオさん初対決!!」 by HACK
  2003年1月18日。朝から底冷えのする土曜日だった。友人の来訪で目をさます。時刻は11時40分頃。前日、対シャッ クの祈りを込めたお百度参りを敢行していた私が床についたのは午前5時くらいだったろうか。新聞配達のバイクの音がうるさかったから多分それくらいだろう。こんな大事な日に寝坊してしまった自分を情けなく思いつつも、寝起きでふらつく足を必死に制しながら友人を部屋に招き入れ、急いでTVの電源をオンにした。レイカーズ対@ロケッツの試合は既に始まっていて、第1クォーターが開始4分ほどが過ぎている。TVの画面には、ヤオさんがここまでに6点3ブロックしているという情報が映っていて、寝坊したくやしさがさらに込み上げた。レイカーズが3点リードしている事、今コート上にヤオさんがいる事、どす黒いシャックもコートにいる事、他にどんな選手がコートにいるかという事を順に確認していると、同じく寝坊していた兄、ドトキンが起きて来た。「もうはじまっちゃった?ヤオさん対シャック。」と兄がぼそりと言った。数分だが早起きしている私は少し誇らしげに「もうはじまってるよ。今まだ第1クォーター。ヤオさんはすでに3ブロックだって。」と返した。「いいねー」と兄は返し、足早にトイレに入っていった。
 寝起きのタバコをくゆらし一息ついた頃には完全に観戦モードに突入した。友人の、「解説などをお願い出来る?」という願いを快諾し、持てるNBA知識を総動員してあれやこれやと説明する。リーグパスでの放送は現地の映像そのままの放送なので実況も英語、日本人にはちょっと物足りなさがあるのだ。「ヤオさんの両親は共にナショナルチームだったんだよ。親父が203センチでお母さんが193センチ。確信犯のサラブレッドだね。」と話していると画面には図ったようにその両親が並んで映される。そしてすぐさまシャックの義父である”サージ”が映される。この偶然に私は熱くなる。
 観戦は、シャックの恐ろしく傲慢なダンクに一同舌打ちをうったり、コービ−の神がかった身体性が織りなすクラッチシュートに感嘆したりという多少のメリハリはあったが、終始淡々と進んでいった。試合が意外と地味に感じてしまったのは、当のヤオさんがいまいち活躍しきれていないからだろう。そもそもシュートアテンプトの回数が少なく、期待していた「ダイナスティー・ムーブ」を披露するチャンスがない。フランシスが奮闘している事もなんとなくでしかないまま前半の観戦が終了。46-47、レイカーズ1点のリ−ド。
 ハーフの間、兄と友人を交え戦評を行う。私は話に交ざりながら先日近所の安売りスーパーで購入したメキシカンタコスをレンジであたため、ナチョスソースを小皿にのせた。前半終わった時点での両者の成績は、シャック11点4リバウンド3アシスト。ヤオさん6点0リバウンド3ブロック。ヤオさんの成績はちょっと物足りないが、シャックを3ブロックしているので前半の対決は互角というところだろう。
  寝坊の為にブロックシーンを見れなかった事を再びくやしがるのに、兄も加わった。「こんなんじゃ俺達シャック対を管理する資格ねぇな・・・。」と冗談だか本気だか分かりかねる言葉を交わしていると、前半のハイライトが流れてきた。ヤオさんの3ブロックというのはなんと3連続ブロック、しかも全てシャックに対するものだったという事を知り、ナチョスの辛さも忘れて興奮する。シャックを3度もブロックしたという事実。もう寝坊のくやしさを反芻する事はなく、そこにあるのはヤオさんへのアジア愛と、試合を観戦する事の純粋な楽しさだけだった。
 後半が始まる。ロケッツがモーブリ−のダンクでいきなりの逆転。すぐさまコービ−がスマートなジャンパーを決め返し再逆転。おもしろい試合だ。このあとロケッツはフランシスの活躍で点差を7点まで広げる。   
 HACK「やっぱフランシスって良い選手だね。」ドトキン「そうね、去年は偏頭痛で大変だったけどね。」友人「なに、偏頭痛って?。」HACK「なんかね、去年の途中から偏頭痛で欠場することがあってさ、どうも内耳かなんかの病気だかなんか・・・。フランシスのジャンクフード好きが原因らしいんだけど。」友人「ジャンクフード(笑)。」HACK「今は専任の栄養士つけてジャンクフード断ちしてるらしいよ。」ドトキン「そういやラプターズのジェローム・ウィリアムスって”ジャンクヤード・ドック”って極めてかっこいいあだ名があるね。」委員長HACKと兄ドトキンの凸凹解説にも拍車がかかる。試合は第3クォーターは残り7分強、フィッシャー、フォックス、コービ−の連続得点でレイカーズが同点としていた。
 第3クォーターでのヤオさん対シャックの闘いは静かなものだった。ヤオさんは前半とはうって変わってリバウンドを取りまくり(残り2分でケイト−と代わるまでに5本のリバウンドを取った)、シャックに対するブロックも1本増えたが、シュートは一本も成功できない。一方のシャックも大人しく、シュートを1本決め、リバウンドを2本取っただけだった。
 71-69、ロケッツ2点リードでいよいよ第4クォーターへ突入。観戦会にふさわしいシーソーゲームで試合は進む。コートにはシャックの姿はあるがヤオさんの姿はなく、代わりにケイト−が出ている。オニ−ルのフックシュートで77-77の同点にされたロケッツはタイムアウトを取り、ヤオさんをコートに戻す。ロケッツ対レイカーズ戦を楽しむというより、シャック対ヤオさんを観たい我々のテンションは上がる。ヤオさんは、彼女にもらったといわれる左手につけた赤いラバーバンドを右手で上下させながらコートに入って来た。NBAのCM(太極拳)やMacintoshのパワーブックのCMが最近頻繁に流されているせいなのか、ヤオさんがやたらとカッコよく見える。多分そう思っているのは僕たちだけじゃないはずで、あの角刈りの巨大な中国青年はルーキーながらオールスターファン投票で全体4番目の得票数を集め、センター部門ではシャックを大きく引き離しての堂々1位の座にあることからも、世界的な人気がうかがえる。
 相変わらずのシーソーゲームが続く。ロケッツはフランシス、モーブリ−のNBA随一の得点力を備えるバックコートコンビがふんばる。レイカーズでは新人のラッシュがさすがのシュート力を見せつける。ふたりの巨人はここでもあまり目立たない。お互いがお互いの好ディフェンスによりシュートミスが続く。緊迫する試合は終了まであと5分くらいになっていた。ここでシャックは久々に得点を決める。するとヤオさんがすかさず次のオフェンスでシュートを返した。試合のテンポが急に上がる。
 いつの間にかドトキンは正座で観戦していた。僕たちの解説もいつの間にか少なくなっていて、発せられる言葉は感嘆詞ばかりだ。ヤオさんのシュートによりスコアは85-83でロケッツリード。ラッシュのターンオーバーでモーブリ−が速攻へ。たまらずフォックスがファール。モーブリーはFTを2本しっかり決め87-83とする。残り4分、レイカーズはこれ以上はなされるわけにはいかず、大黒柱シャックにボールを入れる。シャックはその巨体に似合わない軽快なステップからシュートを試みるが、ヤオさんがブロック(対シャック5本目 計6本目)。残り時間が僅かの接戦のなか、これは試合を決定付けるビックプレーだ。僕たちもそう確信した。しかし、僕たちはあることを忘れていた。例え今シーズンは不調だとはいっても、試合終盤こそが彼らレイカーズの時間帯だということを。フィッシャー、コービ−があっさりジャンパーを決める。残り2分25秒、87-87の同点となった。その後の1分間、両者とも必死のディフェンスを見せノーゴール。残り1分20秒でロケッツが20秒タイムアウトを取った後、レイカーズも通常のタイムアウトを取る。
 余談を許さない試合展開とは裏腹に、TVには意味の分からないアメリカのCMが流れて来た。多分おもしろい事を言っているのだろうけどなんの事やらさっぱりわからない。でも、そのわからなさとコミカルに動く人物とのギャップが脱臼したような笑いを醸していた。「おもしれー試合だな。」ドトキンがタバコを手に取りながら言った。「俺が観戦に来るといっつもレイカーズが勝っちゃうから今日こそそのジンクスなくなって欲しいね。」友人のタバコには既に火が付いていた。私もつられてタバコを吸おうとしたが既にタバコは無く、ドトキンに1本せがむ。
 まさに文字通りのひとときの休憩だった。この後試合は目まぐるしく展開していく。タイムアウト明けロケッツボール。ここまで大車輪の活躍をしていたフランシスがターンオーバー。速攻に走るコービ−をモーブリ−がファールで止め、コービーはFTを2本決めた。87-89。残り時間は既に1分。ロケッツにも僕の家にも嫌な空気が流れる。しかし、この日のフランシスは完全にオン・ファイヤーだった。先ほどのミスなどまったく気にしておらず、ボールを運んでそのままドライブイン、難しいレイアップを決めた(35点目)。89-89、再び同点。つづくレイカーズのオフェンス、コービ−はまたもあっさりジャンパーを決める。ホントにこの選手は厄介だ。89-91レイカーズ土壇場で再逆転。残り36秒。ロケッツの2点を追うオフェンスでテイラ−は痛恨のパスミス。ボールはコービ−に渡りモーブリ−がファール。「あ〜〜〜!!なにやってんだよ!!」ドトキンが叫ぶ。モ−リス・テイラ−、”昔秀才今只の人”を地で行く選手を表すようなボーンヘッド。コービ−は1本だけFTを決めスコアは89-92。残り18秒で3点差。ロケッツタイムアウト。「ちょっときつくなったなー。あ〜テイラ−のバカ〜!!」誰が言ったのかは問題ではなかった。観戦会に参加した者全員が思っていた。タイムアウトが開けた。サイドからフランシスがヤオさんにパス、時計が動き出す。ボールは再びフランシスに。残り13秒、トップオブザキーでドリブルをしながらフィッシャーを揺さぶり、フランシスはジャンパーを放つ。同点を賭けたスリー。一同祈る。いや、全世界のヤオさんファン、アンチ・シャック、アンチ・レイカーズファンがそう祈る。
 神様はいる。少なくともその瞬間はそう思えた。ボールはネットに突き刺さった「お〜〜〜〜〜!!!」みんなが叫ぶ。「いえ〜〜〜〜い!!」みんながハイタッチをする。本当に幸せな瞬間。シャックが嫌いとかヤオさんが好きとかどうでも良くなって、「NBAってホントに素晴らしい!!」という感慨に浸る。つづくレイカーズのオフェンスは失敗し、試合はオーバータイムに流れ込んだ。
 フランシスのFTで幕を開けたオーバータイム。しかし本当の主役はシャックだった。いままでのプレーがウソのように、いわゆる”不条理なガツン”を連発。ヤオさんはまったく歯が立たない。このままレイカーズペースになると思われたが、ロケッツはフランシスとモーブリ−の疲れを知らないふたりのバックコートががんばる。
 残り33秒102-100とロケッツ2点リード。ロケッツのオフェンス。このオフェンスが成功すれば試合を決定付けられる。ドトキンの正座はすでに膝立ちになっていた。気が付けば私は完全に立ち上がっていた。フランシスがボールを持つ。ショット・クロックが残り少なくなる。あと3秒でシュートを打たなくては・・・・。フランシスがやむを得ずドライブ、ディフェンスが集まる。すると目のさめるようなパスがヤオさんに通った!!ゴール下でフリーになったヤオさんはボースハンド・ダンク!!残り時間は10秒、104-100ロケッツ4点リード「いゃった〜!!」らも相当喜んだが、当のヤオさんも相当うれしかったらしく、ぴょんぴょん跳ねながらディフェンスに帰る。味方とのハイタッチが噛み合わない姿が初々しい。試合はファールゲームに移行し108-104でロケッツは勝利した「おめでとうございます」「ありがとうございます」「おつかれさまです」・・・意味不明だが、そう発せられるのが当然かのように僕らのあいだで挨拶が飛び交った。
 本当に面白いゲームだった。ヤオ対シャックの初対決の話題性も去る事ながら、試合そのものが最高の品質だった。結局ふたりの成績は、シャック31点13リバウンド、ヤオさんは10点10リバウンド6ブロック。成績を比べてしまえばシャックの勝利と言わざるをえないが、NBANo1(=世界No1)センターのシャックを5回もブロックした事には相当の評価を与えたい。
 フランシスはキャリアハイの44点、加えて11アシストのダブルダブル、凄かった。モーブリ−はディフェンスが相変わらずの”ザル”だがさすがの得点能力を随所に見せて29点、早くディフェンス覚えてね。コービ−は22点11リバウンド9アシストとあわやトリプルダブルの活躍、こいつは底が知れん。ケイト−はやっぱりオフェンスリバウンド職人だった、期待されたポージーが大人しいままだった、オーリ−は今シーズン、終盤の仕事場でもめっきり活躍できなくなった、ジョージは不細工だ、ルディTはリアクション○・・・・。実に有意義な観戦会だった。実にオモロイ土曜の午後だった。そして・・・・おもわず「笑い」を完全消去したテキストを書いてみてしまった・・・・。しかも長い・・・。読んでくれた皆様ありがとう。

委員長・HACK

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Vol.5 「ビビーの野望 〜 2001-2002シーズンを終えて」 by ほつま(No11)

 

我々は一人の英雄を失った。
 しかし、これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!
 レイカーズに比べ、我がキングスのチャンピオンリングは30分の1以下である。
 にもかかわらず今日までプレーオフを戦い抜いてこられたのは何故か?
 諸君!我がキングスのプレーがファンを沸かせるからだ。
 これは諸君らが一番知っている。
 
  我々キングスのファンは3大プロスポーツを追われ、ほとんどメディアの注目の当らないサクラメントの地にさせられた。
 そして、一握りのレイカーが世界規模にまで膨れ上がったNBAを支配して50余年、田舎に住む我々がチャンピオンリングを期待して何度踏みにじられたか。
 キングスの掲げるNBAファン一人一人のための戦いを神 (notMJ) が見捨てるはずはない!
 我々NBAのイースタンカンファレンス1位!
 諸君らが期待してくれたネッツはスウィープ負けした。
   何故だ!?

 『バイロン・スコットだからさ。』
 
 新しい時代の覇権を選ばれたNBAファンが得るは、歴史の必然である。
 ならば、我らは襟を正し、この戦局を打開しなければならぬ。
 我々は過酷なサクラメントを生活の場としながらも共に苦悩し、錬磨して今日の戦力を築き上げてきた。
 
 かつて、コミッショナーはサラリーキャップ導入時に、これでチームの公平性は保たれると言った。
 しかしながら都会暮らしのレイカー共は、自分たちがNBAの支配権を有すると増 長し我々に抗戦する。
 諸君の兄も、弟もそのレイカーズの無思慮な例外条項施行の前に死んでいったのだ !
 この悲しみも怒りも忘れてはならない!それを、ネッツは!敗北をもって我々に示 してくれた!
 我々は今、この怒りを結集し、打倒レイカーズを続けることで、初めて真の勝利を 得ることができる。
 この勝利こそ、NBAファン全てへの最大の慰めとなる。
 キングスよ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよ!キングスよ!
 我らNBAファンこそ選ばれたファンであることを忘れないでほしいのだ。
 アンチシャックである我らこそNBAを救い得るのである。
 ジーク・キングス!

ほつま  

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